
小児整形
小児整形
小児整形外科は、成長過程にある子どもたちの運動器(骨・関節・筋肉・神経)に関する疾患や障害を診断・治療する専門分野です。小児は成人と比べて骨や関節の構造が未成熟であり、成長とともに変化していくため、特有の病気や障害が発生します。そのため、小児整形外科では、成長を考慮した適切な診断と治療が求められます。
当院では、お子さまの健やかな成長を支えるため、整形外科専門医が一人ひとりに最適な治療を提供しております。お子さまの歩き方が気になる、関節の動きが悪い、転びやすい、痛みを訴えるといった症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
生まれつき股関節が正常に形成されず、関節が不安定になったり脱臼したりする病気です。乳幼児期に早期発見し、適切な装具療法やリハビリを行うことで、多くの場合は正常な発達が期待できます。
足首が内側に曲がっている状態で生まれる病気です。早期にギプス治療や装具治療を行うことで、多くのケースで正常な歩行が可能になります。
首の片側の筋肉(胸鎖乳突筋)が短縮し、首が傾く病気です。生後間もなく適切なリハビリやストレッチを行うことで、多くの場合は改善します。
股関節の骨(大腿骨の骨頭)が壊死し、変形する病気です。特に3~10歳の男児に多く見られます。症状が進行すると股関節の可動域制限や痛みが生じるため、早期診断と適切な治療が重要です。
成長期に大腿骨頭(股関節の骨の一部)がずれる病気です。肥満傾向のある男児に多く見られ、歩行時の痛みや跛行(足を引きずる歩き方)が特徴です。早期の手術が必要となることもあります。
小児期には軽度のO脚やX脚が見られることがありますが、成長とともに自然に改善することがほとんどです。ただし、極端な変形がある場合や、痛みを伴う場合は治療が必要です。
歩行の異常には様々な原因があります。例えば、つま先立ちで歩く尖足歩行は、神経や筋肉の異常による場合もあります。適切な診察を行い、必要に応じて装具療法やリハビリテーションを行います。
子どもは骨が柔らかく、成長軟骨(骨端線)と呼ばれる成長に重要な部分が存在します。この部分が外傷を受けると、骨の成長に影響を与える可能性があるため、慎重な診断と治療が必要です。
2〜6歳の子どもに多く見られる肘の脱臼の一種で、腕を引っ張られた際に発生します。適切な整復(元に戻す処置)を行うことで、すぐに回復することがほとんどです。
小児整形外科では、お子さまの成長や発達を考慮しながら、適切な治療を選択します。
保存療法で改善が難しい場合は、手術を行うこともあります。お子さまの年齢や成長の予測を考慮しながら、負担の少ない手術方法を選択します。専門の医療機関と連携してご紹介させていただきます。
当院では、小児整形外科専門の医師が丁寧な診察を行い、お子さまの成長や発達に合わせた最適な治療を提供しています。また、以下のような取り組みを行っています。
小児整形外科は、単なるケガや病気の治療だけでなく、お子さまが健康に成長できるようサポートする重要な診療科目です。「成長とともに治るだろう」と様子を見るのではなく、気になることがあれば早めにご相談ください。
当院では、お子さまの未来の健康を守るため、最適な医療を提供いたします。お気軽にお問い合わせください。
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